津医療生協 白塚診療所 ねんころりん その7
「私って、おっぱい出てないのかなぁ−」 ぷくぷくと太った赤ちゃんをよっこらしょと抱っこして、そんなせりふを言うお母さん、時々いるんです。
「赤ちゃんにも性格あります」
赤ちゃんは眠っていることが多いと思われがちですが、どの赤ちゃんもよく眠るとは限りません。体重がよく増え、おっぱいも充分足りているはずなのに、よく泣く赤ちゃんがいます。飲ませても飲ませても寝ない。寝たかなぁと思い、そーっと布団に寝かせると「ハッ」と起きて、また泣かれてしまう・・・。よその子はよく寝るのに、うちの子はどうして。こんな悩みを持つ母親はたくさんいます。
「あたたかく見守って」
そんな状況を見かねて家の人たち(とくにおじいちゃん、おばあちゃん)は「お乳、足らんのと違う?」「ミルク買うてこなあかんなぁ」と言い心配してくれます。でも、「自分のおっぱいで育てたい」と思い、頑張っている母親にとってその「ひとこと」は、結構、傷つくんですよね。母乳分泌は精神的なものに影響を受けやすく、せっかくよく出ていたおっぱいも、落ち込んだり、悩んだりすることで、分泌が悪くなります。どうか、がんばっているお母さんをあたたかい目で見守っていてあげて下さい。おねがいします。
おじいちゃん、おばあちゃんを悪者にしたようですみません。核家族がふえる中で、おじいちゃん、おばあちゃんとの関わりは貴重になってきました。子どもが悪さをして父親や母親にしかられたとき、慰めてくれるおじいちゃん、おばあちゃんがいてくれればいいのにと思う人もいると思います。子どもよき協力者となるよう、いいおじいちゃん、おばあちゃんでいてください。(でも、おかしやおもちゃの与え過ぎ、服の着せすぎはほどほどにね)
「暮らしと健康」 1999年6月号 掲載